2009年 12月 11日
冠状動脈バイパス手術記録-3
「剥がして取り付けた血管が異常に細い」と言うことだった。
細すぎて、うまく血が流れないかも・・・・。
「細い所は、針を通して使う糸くらいのところもありました」って。
「もしそうだったら、どうなるの?」
「もう1度手術ですか?」
「別の血管を移植ですか?」
いろいろ質問しまくった。
ドクターは、今は、なんとも言えませんって・・・。
私は、がっくり肩を落としましたよ。(汗・・・)
「取り合えず、薬をシッカリ飲んで血管を大きくしましょう」と言われれた。
血管を広げる薬があるのです。
その薬を朝昼夜の3回、その後しっかり飲み続けました。
手術する当日、記念に撮りました。
これだけでも、凄いことが分かって貰えるでしょう。
胸と胸骨を切開し、手術をしている状態を、姉がモニターを写したものもある。
が、それは、凄すぎるので載せません。
そして、2週間後、その移植した血管を調べる日がやってきました。
この結果次第で、退院か、再度、移植かとなるのです。
当日は、朝から食事なし。
3D造影剤撮影が行われた。
お腹の上に本を10冊ぐらい乗っけられたような物を載せられ、グーと締め付けられた。
「苦しい・・・・」
時々、息が出来ないくらい苦しかったよ。
でも、ここでリタイアしたら、また同じ事をやらされるだろうし・・・。
タイムトンネルのような機械が、私の体を通り過ぎ、心臓のところで止まって
ゴーゴーって怖い音をだして中の輪っかが、グルグル回り続けている・・。
その状態で、ただ黙って寝てるだけ。
すっごく不安な気持ちで・・・。
途中、カテーテルの造影剤が注入されると、からだ全体が「カー」と異常に熱くなる。
いろいろあった、約1時間ぐらいの検査だった。
さらに検査から2日後、その検査の結果が出て、ドクターの個室に呼ばれた。
例の細い血管はどうなったんだろう・・・?
不安いっぱいだった。
ドクターが言いました。
「まず、結論から言いましょう。」
「細い血管は、りっぱに回復してました」
私は「有難うございます」って、思わず、ドクターの手を握っていました。
嬉しくて堪りませんでしたから。
穏やかな顔になっている。
あなた達の献身的な看護は、一生忘れませんからね。
自分自身、全く心臓に欠陥があるって知らなかったし、親類、兄弟にも心臓に欠陥がある人
はいなかったから、どうして私が心臓病?
ドクターに言われましたが要因は、生活習慣にあるようだ。
食事、睡眠、タバコ、ストレス、肥満、高脂血症、高尿酸血症など。
これを機会に、しっかり生活習慣を変えようと思います。
ドクターの診断後、3日後に退院。
全開しての退院じゃないが、あとは自宅で3ヶ月を目途に、リハビリ。
帰宅して思いました。
やっぱり自宅は最高だ。
キツイ体に鞭打って、毎日、リハビリ頑張ってやってますから・・・。
私も読んでいて、ハラハラしましたよ!
やっぱり生活習慣が大事なんですねー。わかっていてもできないのが人間です。
私も先日の検査で、「ちょっと危ないよ、甘い甘い!」もっと自分にきびしく・・・と言われました。 おたがいにがんばりましょう・・・。
本当に嬉しかったです~~~~。
もう1度、手術って言われたら、私は、気持ちが萎えていたかも。
今も、胸の手術のところは、痛いのです。
この痛みは、いつまで続くのだろう?
これって、けっこう辛いです。
リハビリは、とりあえず、痛いのを我慢して、ウォーキングしてます。
勿論、生活も病院並みに、規則正しく。
薬も、1日4回。
朝、昼、夕方、寝る前の4回飲んでます。
今週の金曜日に、退院してからの検査があります。
術後、1ヶ月になります。
まず、3ヶ月が目安ですから、2月ごろまで頑張ります。