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73歳現役ボーカリスト

映画「ローマの休日」をDVDで見た。

あの「ローマの休日」と言う映画をご存知だろうか?
あまりにも有名な映画なので、皆さん、ご存知だろう。
制作は結構古くて、1953年に、アメリカで作られている。
還暦を迎えている私が、1949年生まれだから、まだ4歳の頃だよ。
今までに、何度か見ているが、最近、また見る機会があったのです。

オードリー・ヘプバーンは、華奢で日本人に親しみやすい風貌と言われ、その衣装も憧れ。
当時の女性達の間ではヘップバーン・カットや、サブリナパンツなどもブームとなったようだ。
そして、現在でも、その人気は根強く、写真展等のイベントが開催されるほど。
当時の写真を見ると、今でも凄く綺麗、可愛い、素敵、いくらでも代名詞が・・・。

『ローマの休日』は、アメリカン・フィルム・インスティテュートが2000年に発表した
「アメリカが生んだ最も素晴らしいラブストーリーベスト100」の第4位に選ばれ、
世紀を超えて世界中の人々に愛され続けている恋愛映画。
そして、オードリー・ヘプバーンとグレゴリーペックの2人が輝いていますよ。
でもね、最初の構想は違ってたみたい。

最初の構想は、エリザベス・テイラーとケーリー・グラント主演で映画化を進めたのです。
最初に構想を練った映画監督が提示した高額な制作費にスタジオが難色を示し、監督を交代させている。
次の映画監督となったワイラーが、当時ハリウッドでは無名だったオードリー・ヘプバーンを
主役に抜擢したのです。
もし、最初の監督だったら、エリザベス・テイラーとケーリー・グラント主演で映画化が進んでいて、オードリー・ヘプバーンの『ローマの休日』はなかったわけです。

次の映画監督になったウイリアム・ワイラーは、「ローマの休日」のほか、「必死の逃亡者」、
「コレクター」、そして「ベン・ハー」などの名作を次々と世に送り出した名監督なのです。
彼は、納得がゆくまで何回も撮り直す完全主義者で、「ナインティ・テイク・ワイラー」
(90回撮りのワイラー)とあだ名されたほどだったと。

『ローマの休日』でも、ヘプバーンとグレゴリーペックがベスパ(スクータ)に乗ってローマ市街を走りまわる数分間のシーンの撮影に、実に6週間もかけたといいます。
また、スペイン広場のトリニタ・ディ・モンティ教会の階段でヘプバーンがアイスクリームを
食べるシーンがありますが、この2分くらいのシーンの撮影に、何と6日間かけたのだそうです。
面白いのは、何日にも分けて撮影されたため、背後に見える教会の塔の時計の針が、
カットが変わるたびにズレてるって。

又、映画のラストシーンがなかなか決まらず、ヘプバーンとペックがラストで結ばれる
シナリオも考えられたそうですが、結局は、オリジナル脚本通り、ペックが誰もいなくなった寺院に一人佇(たたず)むシナリオに落ち着いたのだそうです。
共演のグレゴリー・ペックが「真実の口」へ入れた手を袖の中に隠してヘプバーンを驚かす
有名なシーンがありますよね。
このシーンはヘプバーンをリラックスさせるためにグレゴリーペックとワイラー監督が仕組んだ
アドリブだったそうです。

こう言うエピソードを知った上で、再度、「ローマの休日」を見ると、また違う「ローマの休日」が見えるかも・・・。
ちなみに、オードリー・ヘプバーンは、1993年に大腸がんで、63歳の若さで亡くなっている。
意外と早死にだよね、今も生きてれば、1929年生まれだから、81歳と私の母より若いんです。
一方、グレゴリー・ペックはと言うと、2003年、87歳で亡くなってる。

着実に、時は流れている・・・・。


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by aibiki2009 | 2010-11-30 17:41 | 独り言 | Comments(0)

古希を過ぎても、現役ボーカリストで頑張ってます。ジャズ・ポピュラーのスタンダードやハワイアンを中心に歌ってます。血液型 O型

by aibiki2009
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