2011年 03月 28日
スカブラ
何だろうと思い、その言葉が掲載されてるサイトへ。
「イベントは自粛しろ」
「お腹いっぱいご飯を食べるな」
「被災者の気持ちを考えろ」
「こんな事をやってる場合か」
さきの東日本地震後での世間の声だ。
しかし、一切の「ユーモア」が許されない緊張状態が続くことは
良くないとも言われている。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)も言われだしてる昨今。
ロックバンド・スピッツのボーカルがこれに掛かってしまったようです。
ここでスカブラと言う言葉が出てくる。
むかし九州の炭鉱会社で働いていた「スカブラ」と言われる人の存在。
しかし私は、この「スカブラ」が何なのか全く知らなかった。
どう言う存在かと言うと、彼らは同僚たちと炭鉱に降りても、
石炭を掘らずに「エッチな話やおもしろい話をしたり、
みんなにお茶を出したりしている」このような存在だったようです。
会社がスカブラをリストラすると、炭鉱労働者たちの作業能率が下がり、
人間関係もギスギスしていったという。
つまり、大災害が起きてる非常時の現在でも、自衛隊や警察、消防と同じように、
多くの人を笑顔にする「お笑いさん」も必要なのだ。
この言葉の語源は、「仕事がスカ(好か)んで、いつもブラブラしちょるけんたい」
「スカッとしてブラブラしちょるところからきたとたい」といった説があるようだ。
例の炭鉱は、合理化によって、スカブラと言う存在は根絶した。
サボる人がいなくなって、さぞかし職場の生産性が上がったと思いきや、
炭鉱労働者たちは、「坑内に下っても、全然面白うなか」
「スカブラのおらん炭鉱なんち、まったく意味なかよ」
と悔やみ、会社を呪っていたという。
9人が働き1人がサボっていたときよりも、10人の誰もがサボらずに働いたときの方が
「さっぱり能率があがらなかった」「時間が倍にも3倍にも感じられた」これが現実。
いち+いち=2じゃ無いのです・・・・・。
車のハンドルにもあるように、少しの遊びは必要なのですね!!