2012年 06月 11日
意外と知らない「戦艦武蔵」のこと!
稲佐山から見ると、水辺の森公園や東山手が見えてとても
異国情緒いっぱいです。
でも鍋冠山から見ると、景色は三菱造船所が真正面に見える。
そして、ここで作った豪華客船ダイヤモンドプリンセス号も時々入港する。
だけど、この船に匹敵する船を70年以上も前にここで作っている。
その船の名前は「戦艦武蔵」だ!
今日は、この戦艦武蔵の事を書いてみたい。
第二次世界大戦時における日本帝国海軍の世界に誇る戦艦「大和」は有名だが、
それと双子の超大型戦艦「武蔵」の存在は意外と知られていない。
軍は広島の呉で「大和」を建造しつつ、長崎の三菱造船で同型の「戦艦武蔵」を建造。
真珠湾奇襲攻撃の2年半前の事です。
当時、まだ戦争には突入してない。
しかし、世界軍縮会議で、日本は戦艦の数を制限され、英米に対して
不利になっていたのです。
その為に、量より質で勝負するべく、今までに無い凄い戦艦作りを始めたのだ。
1938年3月29日 三菱重工業長崎造船所にて起工。
凄いのは、造船所の職員が今まで見たことが無い設計図の数値だったとか。
戦艦の舷側の厚さは40cm、魚雷が当たっても致命傷にならない作り。
これを留めるボルトや鋲も、どうやって打ち込めばいいのかと思うくらい大きい。
今まで、このような事を考えた事が無かったが、確かに40cmの鉄板を留めるって
ビックリすると共に想像つかなかったと思います!
これらの作業は、軍の機密でやったのだから、誰にも知られてはならい。
だけど、3方山に囲まれた長崎は、対岸方面から丸見え!
日本中の「シュロ」を集めた為、品不足になり、シュロが高騰してる。
それでもダメだと対岸には、目隠しの為に倉庫郡まで建てられた。
トーマスグラバーの息子、「富三郎」は、ここがまる見えの邸から出されてる。
ここに備え付ける砲塔一基の総重量は、駆逐艦一隻分に相当した!
長崎市民は、機密なので詳しい事は分らない。
だけど、全く知らずにいたはずもなく、シュロの網の中で、何か得たいの知れない、
それも、とてつもなく大きい軍艦が建造されてる事は感じとっていたようだ!
そして、1940年 11月1日 進水式。
軍の機密事項だったので、進水式は「防空演習」と称して地域住民を外出禁止にし、
2000人近くの軍人や軍関係者を配置してのちに、それは行われている。
長崎港は幅が無く、しかも狭い。
進水式では、全長263.0mの船体が港に滑り込む。
対岸までの距離は680mしかなく、計算を間違うと対岸に激突してしまう。
しかし無事、巨体を220mを残す地点で停止させ進水は成功。
日本が作った最後の戦艦となる。
現在までの三菱造船所で作った数々の船のなかでも最大級だ。
その後、広島の呉に移され戦艦として完成。
1942年8月5日に就役し戦線に配備される。
比島沖海戦にて米空母機の集中攻撃を受け魚雷20本、爆弾17発以上の命中により、
ルソン島南方シブヤン海に沈んでいる。
炎上しながらも9時間近く持ちこたえたのちの事だ。
1944年10月24日19時35分。 沈没。
すごいですねー!・・・何がすごいって、ai さんが戦艦武蔵のことを書いたことです。
長崎は軍港、そして三菱造船所が多くの優れた軍艦を産み出してきたことです。戦後においてもその技術が日本を造船王国として復興に大きく貢献してきました。
長崎はいろんな意味ですごい所ですね!
実は大和、武蔵は7万2000トンもあります、進水の時はまだ大砲等はつんでいませんのでこれよりは軽いですが、それでも5万トンほどはあったと思います。こんど調べておきます。余計なことですいません。
どうしました?幾らハワイヤンと言っても夏はまだですよ。(笑)
確かに佐世保、呉が日本の造船、特に軍艦は作られましたね。
先日横須賀で見学させてもらったイージス艦も三菱造船所製ですね。
今は造船業は難しいようですがやはり特別な物は佐世保で作っているようですね。
>何がすごいって、ai さんが戦艦武蔵のことを書いたことです。
はははは・・・・・・!
長崎の港の写真をいっぱい撮ったでしょう?
そうすると、どうしても三菱造船所が見えるんですよ。
そこで、豪華客船も作ったよな~とか、タンカーも
いっぱい作ったよな~~とか、色々思いにふけりました。
その時、そうだ戦艦武蔵も作ったよな~!
だけど、その武蔵って意外と知らないよな~って思い
調べたのがキッカケです。
今まで、Nさんのブログでいっぱい戦艦を見させてもらいました。
やっと私も、何か書くことが出来ました。
大砲はデカ過ぎて、作ったところから、長崎まで運ぶのが
支障があると言う事で、船そのものを呉まで運んだと聞きました!
とにかく、調べれば、知らなかったことがいっぱいでした。
乗り物大好きなパパリンさんの影響ですよ。
私も、何か乗り物について書きたいと!
そうしたら、三菱長崎造船所で作ったいっぱいの
船があると思い、そして、戦艦武蔵も長崎で作ったよって!
ところが、武蔵の事を殆ど知らないのです。
そこで、本も買ったりしたら、武蔵の特集をしてたんです。
これで、少し知らなかった事が分ってきたんです。
長崎の対岸は当時、目隠しの倉庫をいっぱい作った事は
勉強して知ってましたが、その他はまったくしらなかったんです。
いまでも、自衛隊の艦は、修理で長崎港に入港します。
トーマスグラバー、岩崎弥太郎らの築いた造船業が
明治の日露戦争や太平洋戦争をくぐりぬけ、今もなお
脈々と続いているのも凄い歴史を感じます。
過去を調べることは、目からウロコって思います!
明日は、ライブやってきます!