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70歳現役ボーカリスト

長崎から江戸へ 象の旅ー1

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先日、長崎街道ここに始まる付近をちょっと歩きました!
この道を出発にして、長崎から江戸に向けて、象が歩いたんだな~って!
だから、この様子を知らべたいと思ったのです。

日本で唯一開かれた港であった当時の長崎には、珍しい品物が色々入って来た。
17~18世紀にオランダ船や唐船は、物と一緒に珍しい動物をたくさん運んで来てます。
珍獣といっても当時の人たちにとっては、そうだったということで、現代人にとっては
特に珍しくはありません。
たとえばゾウ、ラクダ、ダチョウ、オランウータン、オウム、カナリアなど、
今ではよく知られている顔ぶればかりです。

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そういった動物や鳥たちは、当時はたいへんな贅沢品でした。
日本では将軍家へ献上されたり、金持ちのペットとされていたようです。
そして、この長崎街道は人間は勿論ですが、献上のために、長崎に入って来た
多くの動物がこの街道から江戸へ向けて歩きだしてます。

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さて、運ばれた動物で1番大きいのが象だ!
その象を江戸へ運んだ理由は、将軍吉宗が象を見たいと言い出したからだ!
この吉宗の為に象が長崎に来た年代はと言えば、1728年。
しかし、象が日本へ来たのは、この時が初めてかと言うとそうじゃない。

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この時点で、すでに6度目だったようです。
じゃいつから日本へ? 記録に残っている順番に
1度目は、1408年に今の福井の若狭国へ、2回目も同年若狭国へ将軍足利義持へ寄進。
3回目が明船が博多へ象を連れてきた。4回目は1575年明船が豊後の大友義鎮へ寄進。
5回目は、交趾(中国支配の頃のベトナムの地名)から家康に象が送られた。
たしかに、以前行った事があるけど、日光東照宮に象の彫り物があったよな~。

さて、話を元に戻しますが、発注から2年後の享保13年(1728年) 6月、唐船に乗って
長崎にやってきてます。
ベトナム生まれのオス(7歳)とメス(5歳)の2頭の仔象は、長崎に着くとしばらく、
私が、時々散策する為に訪れる館内町、当時の唐人屋敷の中で飼育された。
残念ながらメスの象は、まもなく死んでしまうのです。

生き残ったオスの象は、春を待って、翌年3月14日に長崎を出発している。
海路か陸路かという問題があったようだが、シケで遭難の恐れもあり、当時は
長崎から江戸までの幹線はだいぶ整備されていたので、陸路を選ぶことになったと。
だけど、長崎を出ると日見峠と言って、すぐ険しい山道が待ってるんですよ。

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長崎奉行の役人、ベトナム人の象使いの総勢14名に守られ、矢上宿・永昌宿・
大村宿・嬉野宿・小田宿でそれぞれ一泊した後、牛津・佐賀を通過します。
隣の県である佐賀藩を通過した時の資料が残っている。
その資料によると、享保14年(1729)3月20日、佐賀城下を1頭の象が通りましたとある。

 
街道沿いの藩や宿場には幕府から通達が出て大騒ぎだったようだ。
象の通る街道沿いには、あらかじめ「象の性格は臆病なので見物の時は静かにし、
牛馬やネズミを近づけないこと」や、「象の食べ物として、藁・草・笹葉・大唐米
湯水・橙(だいだい)・九年母(くねんぼ)・あんなし饅頭をたくさん準備しておくこと」などの
お触れが出されていたのです。

街道には縄を張り見物で騒がないこと、など街道沿いで一斉に行われたという。
この時点でまだ九州を出ていない!
いよいよ九州を出るには、関門海峡が待っているのだ!

つづく
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Commented by mimo at 2013-04-18 20:57 x
そんな昔に 象やラクだが献上品として日本に来ていたのですね。驚きました。面白いことを教えて頂きました。
続きが楽しみです。
Commented by aibiki2009 at 2013-04-18 22:51
mimo さん今晩は!

長崎に住んでいると、江戸時代の面白い事が
意外とあるので、調べるとけっこうハマっていきます。
前回、シーボルトのこともそうだったけど、住んでいて
知らない事がいっぱいなんです。

こうして、東京から長崎にUターンしたから、当時の事を調べる
チャンスは図書館や博物館にいっぱいあります。
母が亡くなって1人になったから、これからも、調べたいです。
Commented by パパリン at 2013-04-19 09:47 x
おはようございます。
狩野派、浮世絵などにも象や猛禽類が描かれています、また北斎漫画にも沢山の動物が描かれていますね。

本当に有ったもの、架空の龍等の動物、当時は本物は見られないので街道沿いは息を飲んで見ていたんでしょうね。
Commented by flying_alloha at 2013-04-19 10:01
ai さん、どーもです。

象の話、面白かったですよ。
われわれだって、本物の象はなかなか見ませんから、当時の人々の驚きはすごかったでしょう?

しかし、相変わらずじっとしてませんねー!?

いろんな知識がドンドンたまっていってることでしょうー!

きのうは、SGの生徒さんのバンドの指導に行ってきました。

指導といっても、私はほんのちょっとアドバイスするだけですが、皆さんおお張り切りで、バンドフェスタを目指して猛練習でした。

この調子だと、我々が追い抜かれる日もちかいのでは・・・!?(汗)
Commented by aibiki2009 at 2013-04-19 19:39
パパリンさんどうも!

そうですね!
宗教的に象を描かれているのも見ました。
土台として、1番下に象が描かれてましたよ!
浮世絵に描かれた像は見て無いですよ!
さすがパパリンさん、浮世絵は強いですね。

この長崎から江戸へ 象の旅は本にもなってます。
少し参考にさせてもらいました。

当時の民衆の驚きが目に浮かびますよね!
Commented by aibiki2009 at 2013-04-19 19:50
Nさんどうも!

ブログを書いてるから、ここに発表出来る場所があります!
だから散策と取材を兼ねて行ってまして、真剣に歩きます。
適当には歩きません!

それが、自分の知識になり、健康の為になり、また、
こうして発表できるので一石三鳥なんです!
調べれば、調べるほど、どんどん、つぎつぎと調べたくなります。

この話は、表面的には知ってましたが、詳しくは知らなかったので
今回、時間を掛けて、空いてる時間にいろいろ調べました。

Nさんも、シッカリ頑張ってるじゃないですか!
お互いに、有意義な人生にしたいですね!

次も読んでね!
by aibiki2009 | 2013-04-18 17:11 | 歴史っぽいお話 | Trackback | Comments(6)

古希を過ぎても、現役ボーカリストで頑張ってます。スタンダードやハワイアンを中心に歌ってます。血液型 O型
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